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2010年9月24日 (金)

マイ ルーツ 番外編 歴史上の人物のY染色体系統 ③

アメリカ第3代大統領トーマス・ジェファーソン:T
T系統はかつてK2系統と言われていましたが、独立してT系統となりました。
ヨーロッパ系でT系統自体がかなり珍しい(イングランドで0.5%)のですが、ジェファーソンが特筆されるのは、それだけではない理由があります。
それは、「奴隷のサリー・ヘミングスとの間に子供をもうけていたのではないか」とされる、いわゆる「隠し子疑惑」です。
DNAのルーツ探索について欧米で書かれた書籍には、必ずと言っていいほど引用されるこの疑惑ですが、どうやら限りなく本当に近いとの結論です。正式な子孫とヘミングスの子供たちの一部の子孫のY染色体が一致しているとの結論が出ています。
ただし、ジェファーソン本人の子供ではなく、別の男系親族の誰かの子供であるとの異論もあります。
ちなみに、現在の南北アメリカのアフリカ系住民には、かなりの割合でヨーロッパ系のY染色体が流入している事が分かっています。ジェノグラフィック・プロジェクトのリーダーを務める、スペンサー・ウェルズ博士の書籍「アダムの旅」にもその事例が出てきます。

チャールズ・ダーウイン:R1b
進化論だけではなく、現在の遺伝学、分子生物学などの出発点の1つは間違いなくこの人と言えるのですが、本人のY染色体系統も明らかとなっています。古代ケルト系のR1bです。
西ヨーロッパは有史以降、ローマ帝国やゲルマン人の影響を多く受けていますが、現在の住民の大半は、新石器時代から同地に住むケルト系の血筋を引いていることが分かっています。(イングランド・フランスより西ではR1bが60%以上)

先述のスペンサー・ウェルズ博士は、その名の通りウェールズに由来を持つ人だと思いますが、彼のY染色体もR1b、ウェールズにおけるR1bは82%にも達します。ウェールズを含め、ケルト系の文化を色濃く残す地域は、スコットランド72.5%、アイルランド79%、スペイン・バスク地方86%と、どこもR1bが高率で存在しています。

古代からの住民が引き続き住んでいる、というのは日本でも同様なのですが、それは次回に述べます。

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