DNAによるマイ ルーツ探索

2017年5月 9日 (火)

マイ ルーツ ⑭

このカテゴリは久しぶりの更新ですが、一応最新の情報を整理します。

ここ3年位の間で日本人に関連する、Y染色体ハプログループC系統、D系統、O系統の枝が大きく変更されました。 より上位の共通変異などが見つかって系統樹の整理統合が進んだためですが、C1→C1a1、C3→C2、D2→D1b、O2b→O1b2、O3→O2等に変更されています。

私のY染色体ハプログループDも系統樹の変更があり、またより深い(末端の)変異が発見されるたびに追加調査を依頼したきたので、D2a*→D2a4→D1b1d1→D1b1c1dと変遷を辿りました。断っておきますが、私のDNAが変化したわけではなく、分類がより細かく、正確になっただけですので、お間違いの無きよう。

なお、ミトコンドリアDNA(MtDNA)は特に大きな変化はないようです。

<現時点でのDNAハプログループ>
Y染色体: D1b1c1d (D-CTS5641)
MtDNA: A5a1a1

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2011年2月20日 (日)

マイ ルーツ 番外編 戦士の遺伝子?

FTDNAのオプションを頼んでいました。「戦士の遺伝子(Warrior Gene)」を持つかどうかです。
結果、「戦士の遺伝子」です。しかも一番強力なパターンです。

「戦士の遺伝子」とは言うものの、それは「良く言えば」、の場合で、平たく言えば「キレやすい遺伝子」です。MAOA遺伝子と呼ばれます。

ただ、この遺伝子を持っていたからと言って、全員がキレやすくなる訳ではありません。保有者かつ幼児期に虐待などの経験を受けてきた者、がキレやすくなる可能性が高いと実験結果ででています。また保有者でも普通に育てば発現することはないようです。

一方、非保有者であれば、たとえ虐待を受けていたとしても、キレやすい人間にはならないようです。

このMAOA遺伝子、遺伝要因と環境要因、いずれもがその人間にとって影響することの、典型例とされているようです。
X染色体上にあるようなので、息子には遺伝していません。もっとも、息子には愛情いっぱい注いでますがhappy01

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2010年12月14日 (火)

息子が生まれました!

息子が生まれました! 不惑目前にして待望の第一子です。
私のY染色体D2系統と妻のミトコンドリアDNAのM7a系統を引き継ぐ、
正真正銘の「縄文人の子」です。
既に、二重瞼、毛深い、癖毛、福耳、蒙古斑が少ないなど、縄文人の素質を多く持っています。

ブログもリニューアルして再出発します。これからは子育て奮闘記を中心に、趣味色々を織り混ぜて更新していきたいと思います。

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2010年11月14日 (日)

マイ ルーツ 番外編 Y染色体D2系統のルート変更?

以前の記事でY染色体D2系統日本人は南回りで入ってきたと述べましたが、本日ジェノグラフィックプロジェクトを開いてみると、北回りルート(サハリン経由?)に変更されています。
ただし、Family Tree DNAの方は南回りのままの表示です。
このジェノグラフィックの新しい図だと、ヒマラヤを越えることになってしまい、さすがにそれはあり得ないと思うので、もう少し東寄りのルート(例えば雲南など)をたどったのでは? いずれにしても一度スンダランド(南シナ海などにあった平原)は通過したと思うんですがね・・。D2系統の日本への流入ルートは北回り、南回りの説で論争が続いていますし、北回り説も中国北上説と中央アジア説とで割れています。もっとも、R系統などに比べて分析が遅れているのも確かですから、しばらくは混乱が続くでしょうねぇ。

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2010年11月 7日 (日)

日本のガラパゴス

日本のガラパゴス・・携帯電話の話ではありません。

日本固有の領土である尖閣諸島には、センカクモグラなど固有種が少なくとも11種類いるそうです。
まさに日本のガラパゴスと言って良いでしょう。
持ち込まれたヤギの個体数増加によって森林が減少し、どの種も絶滅の危機に瀕しているそうですから、早急な調査とヤギの駆除が必要と思います。

他にも、小笠原諸島なども日本のガラパゴスと言われていますが、まあ、日本列島全体が固有種の宝庫ですしね。「ニホン〇〇」(例:ニホンザル、ニホンカモシカ)「(日本の地名)△△」(例:センカクモグラ、イリオモテヤマネコ、アマミノクロウサギ)と名のつく生物は(多少の例外を除き)だいたいが固有種と言って良いそうです。
日本人のY染色体やミトコンドリアDNAにも独自系統が存在します。私自身のY染色体がそうですし。

結局、日本そのものがガラパゴス的なんです。シャープの新ブランド「GALAPAGOS」は日本人の心意気をよくぞ示してくれたと思いますね。

と・・・携帯電話の話ではないと言いながら、携帯電話の話になってしまいましたが・・。

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2010年10月30日 (土)

最初の東アジア人は10万年前に登場?

ナショナルジオグラフィックで気になる記事を見つけました。
アフリカ以外で最古の現生人類を発見
中国南部で約10万年前の現生人類の顎の骨が見つかったそうです。現生人類(ホモ・サピエンス)とわざわざ書いているので、いわゆる北京原人などのホモ・エレクトスである可能性はないのでしょう。

これまで現生人類の出アフリカは約6万年前、東アジアへの到達は4万年前が定説とされていましたから、これが事実だとすると、現生人類の拡散時期と経路に関しての大幅な見直しが必至です。
また、
「出アフリカの時期に関するこれまでの定説は、主に遺伝学的証拠に基づいている。新発見のアゴの骨はその定説に別の側面から挑戦状を叩きつけた。」
と記事にあるように、これまでのDNA変異の発生頻度に基づく年代測定手法そのものの正確性とその証拠の正当性自体に大きな疑念が生じてきたと言えるでしょう。先日私が書いたように、Y染色体などDNAだけの証拠に基づいて歴史を語るのはやはり大きな無理があったようです。ただ、各系統の発生年代はともかく、系統樹そのものはおそらく正しいと思いますが・・ まあ、記事の最後にもありますが、DNAの抽出もいずれ行われると思いますが、10万年前のDNA抽出は確か前例が無いはず(3万年前程度なら可能)ですので、技術の進歩を待ちたいですね。

なお、ネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)の可能性も残っているようであり、また仮にネアンデルタール人だとしても、これまで、分布はヨーロッパと中東に限られていましたから、東アジアから見つかったとすれば、それはそれで大きな見直しが発生します。

これが現生人類とした場合、以下の事柄との関連が気になります。
 ・10~15万年前にアフリカから中東に進出、その後絶滅or出戻ったとされる集団との関係
 ・7万5千年前のスマトラ島トバ火山の大噴火の影響は?
  (人類は1万人以下まで激減したとされている)
  →東アジアでいったん絶滅したのか
  →人類の分布域がアフリカと東アジアに分断されたのか?
 ・彼らのY染色体またはミトコンドリアDNAの系統は?(性別は記事からは不明)
  →男だとすると、Y染色体C系統?D系統?それとも現在につながらない新たな系統?
   →D系統だとすると、その分布の謎が解けるかも。
   →C系統にしろD系統にしろ、5万年前とされる発生年代の見直しも必要

続報を待ちたいですね。

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2010年9月24日 (金)

マイ ルーツ 番外編 歴史上の人物のY染色体系統 ③

アメリカ第3代大統領トーマス・ジェファーソン:T
T系統はかつてK2系統と言われていましたが、独立してT系統となりました。
ヨーロッパ系でT系統自体がかなり珍しい(イングランドで0.5%)のですが、ジェファーソンが特筆されるのは、それだけではない理由があります。
それは、「奴隷のサリー・ヘミングスとの間に子供をもうけていたのではないか」とされる、いわゆる「隠し子疑惑」です。
DNAのルーツ探索について欧米で書かれた書籍には、必ずと言っていいほど引用されるこの疑惑ですが、どうやら限りなく本当に近いとの結論です。正式な子孫とヘミングスの子供たちの一部の子孫のY染色体が一致しているとの結論が出ています。
ただし、ジェファーソン本人の子供ではなく、別の男系親族の誰かの子供であるとの異論もあります。
ちなみに、現在の南北アメリカのアフリカ系住民には、かなりの割合でヨーロッパ系のY染色体が流入している事が分かっています。ジェノグラフィック・プロジェクトのリーダーを務める、スペンサー・ウェルズ博士の書籍「アダムの旅」にもその事例が出てきます。

チャールズ・ダーウイン:R1b
進化論だけではなく、現在の遺伝学、分子生物学などの出発点の1つは間違いなくこの人と言えるのですが、本人のY染色体系統も明らかとなっています。古代ケルト系のR1bです。
西ヨーロッパは有史以降、ローマ帝国やゲルマン人の影響を多く受けていますが、現在の住民の大半は、新石器時代から同地に住むケルト系の血筋を引いていることが分かっています。(イングランド・フランスより西ではR1bが60%以上)

先述のスペンサー・ウェルズ博士は、その名の通りウェールズに由来を持つ人だと思いますが、彼のY染色体もR1b、ウェールズにおけるR1bは82%にも達します。ウェールズを含め、ケルト系の文化を色濃く残す地域は、スコットランド72.5%、アイルランド79%、スペイン・バスク地方86%と、どこもR1bが高率で存在しています。

古代からの住民が引き続き住んでいる、というのは日本でも同様なのですが、それは次回に述べます。

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2010年9月14日 (火)

マイ ルーツ 番外編 歴史上の人物のY染色体系統 ②

続きです。今回は、ロシア・ソ連関連です。

スターリン:G2a1
スターリンは旧ソ連・グルジア出身です。
グルジアにおけるG系統は31%と最大の系統です。まあ妥当です。

ロシア皇帝ロマノフ家・ニコライ2世:R1b
ロシア皇帝ロマノフ家は、途中からドイツの血筋に変わっています。それを象徴するかのように、スラブ系を代表するR1a系統ではなく、西ヨーロッパに普遍的な古代ケルト系のR1b系統になっています。
ロシア革命で処刑され、その後遺体が一時行方不明となったため、皇女が生存している等の様々な噂が流れましたが、皇太子時代の日本訪問時に大津事件で切りつけられた血痕を元にしたDNA鑑定の結果、発掘された遺体が本人であると確認され、決着しました。
同じくDNAがらみで余談ですが、ロマノフ家には、イギリス王室との通婚により血友病遺伝子が受け継がれ、ニコライ2世の皇子も血友病であったようです。

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2010年9月13日 (月)

マイ ルーツ 番外編 歴史上の人物のY染色体系統 ①

日本でもおなじみの歴史上の人物がどのようなY染色体を保持しているのか、話のネタにでも。

チンギス・ハーン:C3
かつてのモンゴル帝国の版図に重なるように、彼のY染色体を引き継ぐ者(子孫)が分布。現在でも推定で1600万人の男性が、このY染色体を保持しているそうです。
日本におけるC3系統は、C3*(C3祖型)とC3aがほとんどのようなので、チンギス・ハーンのY染色体は流入していないようです。まあ、撃退したので当然といえば当然ですが。

アドルフ・ヒトラー:E1b1b
ヒトラー自身が、実はユダヤ人の血を引いているのではないか?といった噂は生前からありましたが、Y染色体の系統分析からもその可能性が出てきました。E系統は北アフリカ・地中海を中心に分布し、モロッコ80%、チュニジア52%、エジプト40%、レバノン20%、シリア11.5%、ギリシャ:27%、南イタリア18%、の割合で存在します。なお、ヒトラーの出身地オーストリアでも9%です。イスラエルのデータは発見できませんでしたが(まあ、現在は各地からの帰還者が多いので仕方ない)、隣接地のエジプト、レバノン、シリアのデータは参考になると思います。ヒトラー自身は、ゲルマン人であるI系統であって欲しかったでしょうねぇ。

ライト兄弟:E1b1b1a2
アメリカ人ですが、祖先はイングランドです。イングランドにおけるE系統は、2%です。

E系統は、古代エジプト人・ギリシャ人・フェニキア人・ローマ人を構成する主要系統であったと思われますから、彼らの版図拡大に伴い広がったようです。当時辺境の地であった、イギリス(イングランド・スコットランド・ウェールズ)・アイルランド・北欧諸国ではその構成比は3%以下と少なくなります。(地中海から北に向けてのグラデーションになります)
ちなみに、中国で、古代ローマからの遠征軍の子孫が暮らす村が見つかったそうです。ローマ・中国双方の文献を精査して、一応は正しそうだとのことですから、是非Y染色体も調べて欲しいですね。(実はもう調査済?)

E系統はD系統と系統的には近いですから、親近感が大きいのですが、分岐は5万年ほど前と想定されているので・・・やっぱり遠い親戚ですかね。もっとも、東アジアのO系統とはもっと分岐が前なんですが。

参考:
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_haplogroups_of_historical_and_famous_figures
http://www.eupedia.com/europe/european_y-dna_haplogroups.shtml
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100825/59574.html

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2010年8月19日 (木)

マイ ルーツ ⑬

FTDNAのY染色体Deep Clade Test の結果ですが、どうやらD2a*で確定のようです。
世界的にも古い系統で、2万年前前後に発生した系統ですね。ちょうど日本にやってきた時期と重なるようです。

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